先日のアップルのイベント。恒例のiOSデバイス新製品はiPhone SE と 9.7インチのiPad Proということで、キーワードは「小型化」でした。
初代iPhone、そして4から5、6と進化してきた歴史を考えると、これは異例だと思いませんか?
iPhoneもクルマと同じように新製品のたびに大型化していく印象で、過去には例え薄くなったことはあってもサイズが小さくなったものを新しく発表したのは初めてだと思いますね。
アップルが今回小型化した製品を発表した狙いについては、数々のメディアが報じているように、
スマートフォン市場の頭打ちに伴う、廉価化、小型化という新しいニーズの開拓
ということが確かにあげられると思いますが
辛辣なことを言わせてもらいますと、スティーブジョブス亡き現在のアップルが革新的な新製品を出せないでいるという、衰退っぷりを物語っているとも思いました。
だって、ジョブズがプレゼンしていた頃のアップルは次から次へと「ええっ!?こんなの出たの!?」という驚きをもたらすデバイスを発表して、ユーザーがよく分からない状態のまま、ねじ伏せるようにして流行を作っていったのですからね。
それが「小型化と低価格化によってユーザーのニーズに応えた」なんていう発表じゃ、はっきりいって今のアップルがまるでジョブズ時代のアップルの二番煎じともいえるような、そんな現象ではないでしょうか?
アップルに限らず、スマホ全体で販売台数の伸びが世界的に鈍化してきており、市場は成熟期に入ってきたといえます。
そうなると、パソコンと同じように、スマホも「ビジネスユース」「リユース」といったニーズが高まってくるでしょう。
大手企業では社員にiPhoneを始めとしたスマホを導入して使っているところも増えてきましたが、今後は中小企業や教育機関などでもスマホの配布が進んでいくと思われます。
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